2021年秋にE4系Maxは引退するとの発表がなされたときから計画していた、この新潟旅。この出来事がなければ新潟に行くことはしばらくなかった気がしますが、行ってみると、なかなか楽しい都市でした。そして、鉄道・バス・航空の全分野において、見納めポイントを発見。それらを中心に紹介していきます。
Maxとき303号 乗車記
時刻は朝6時をまわりました。東京駅へ向かいます。
今回は2階建て新幹線に乗るわけですが、新幹線に限らなければグリーン車も2階建て列車だなと、今更気づいてしまいました。
駅構内には、このようなポスターがいたるところに貼られています。
このラッピングは面白いですね。このエスカレーターに乗って、新幹線の改札へ。
いつもの駅弁屋は大混雑。今回は所要時間も短いですし、駅弁はお預け。
こちらのおにぎりにします。
空港のような電光掲示板があるのですね。
本日のきっぷ。「Maxとき」や「2階」という印字も見納めです。
それでは入りましょうか。
ホームに上がると、既にそこには今回乗車するE4系が入線しておりました。
先頭まで移動。
行き先表示。
本日の乗車電、P11編成です。現存するE4系の中では最古だそうです。この辺りには鉄道ファンが大量にいるので、早めに退散。
壁のような車体。5号車まで戻ります。
乗り込みます!
座席につきました。落ち着く間もなく、発車となります。
発車しました。本日は満席という案内がありながら、隣には人が来ませんでした。途中から乗ってくるのでしょうか。
悪天候なのは残念ですが、これだけは仕方ありません。
いつものヨドバシ秋葉原。
上野に到着。隣にはまだ人は来ません。とりあえず一安心。
ここが定点カメラのある日暮里ですかね。
こちらは尾久車両センターでしょうか。185系がまだ残っているのは驚きです。
荒川を渡り、埼玉県に突入。
いつものさいたまSA。
まもなく大宮到着。ここで降りるという鉄道ファンも一定数いるようで、私の周りは一時的にガラガラとなりました。
E2系です。これは東北新幹線での運用と思われますが、東北新幹線から撤退してしまう日も、そう遠くないかもしれませんね。
大宮に到着。ここでも多くの人が乗車しますが、隣にはまだ人は来ません。新潟まで空席のままかもしれませんね。
向かい側のホームには、E4系の連結が。
大宮を出発すると、次はもう越後湯沢になります。大宮を過ぎてからが新幹線の本領発揮となり、スピードもMaxまで上げていきます。
E4系の窓割りから、下りは奇数列の方が視界が広いとされています。残念ながら今回は偶数列しか取れず、このような視界となっております。
上越新幹線は全体の半分以上がトンネル区間だそうですが、その中でも最長の大清水トンネルに突入。このタイミングで車内散策へと向かいましょうかね。
2階からデッキに降りると売店を発見。記念グッズもこちらで買うことができます。
1階にも行ってみましょう。
1階席は進行方向3-2の配列で、2階席とは逆となっています。
階段。
2階建て新幹線の車内ご案内も見納めですね。
昔の雰囲気が残る多機能トイレ。
「トンネルを抜けると雪国」とまではいきませんが、関東とは違うところに来たということを感じさせる、そんな越後湯沢です。
到着。北陸新幹線が開通していなかった頃は、こちらでサンダーバードに乗り換えて北陸各都市に向かうのが主流でした。
美しい湯沢の風景。
飛行機で言うところの安全のしおりでしょうか。こちらのご案内シートも見納めであります。
長岡を過ぎたあたり(だったはず)。
到着いたしました。復路でも同じE4系に乗れると分かっているので、名残惜しさはあまりありません。
東京駅ほどではありませんが、ここもまた戦場となっていました。
撮影会です。
2時間ともに旅をしたP11編成。
横から。
駅名標とも忘れずに。
東京側にも歩いてみましょうかね。
この光景が新潟駅の当たり前だったんでしょうね。それがなくなってしまうのは、初めて来た身としても寂しく感じます。
こちらE2系も引退までのカウントダウンが始まっています。
反対側のホームににやってきました。E2系の発車を待ち…
こちらからのショットも。
下から。
さて、そろそろ行きますか。折り返しを待つわけにはいきませんし…。
意外とこじんまりとした新潟駅。
万代口にやってきました。こちらは絶賛工事中ですね。
なるほど、これが新潟の街並みですか。
駅舎は工事中。
新潟観光
可愛い観光バス
新潟市内を循環するコミュニティバスがありますが、なんとも可愛い塗装をしております。
この2台が、今日も新潟市内を走り回っています。
某社新潟支店
万代シテイすぐ近くのとある建物に、こんな広告。
入ってみると、そこには「中国東方航空」の文字。どうやらここは、東方航空の新潟支店のようです。コロナ禍において、新潟便は現在運休しており、この支店も営業しているのかはわかりません。
新潟市のソウルフード
こちら「みかづき」というお店。県内のみに展開しているイタリアンチェーン。
カレーイタリアンと和風きのこイタリアンを選択。その見た目とは裏腹に()、なかなか美味しくいただける絶品でした。
新潟駅近くのヨドバシカメラ。電車のキャラクターもE129系と、新潟仕様となっています。驚くことに、午後8時時点で店内にはほとんど客がおらず。各フロア1人いたら良い方で、こんなにも閑散としているのかと驚きました。この後ビックカメラにも行きましたが、同じように閑散としていました。
万代口のバスターミナル
これもまた、新潟に来たらぜひ見ておきたかったものの1つです。日本では珍しくなった、プッシュバック式のバスターミナル。
バスがターミナルから同時に出発する光景は見ものです。
空になってしまいました。
こちらは乗り場。場内案内と、バスのバック音が響きます。
このバスターミナルも、あと1年ほどで廃止となるようで、思い入れは無いながらも、寂しいです。
バスターミナルの動画はこちら〜
新潟空港
2日目です。飛行機には乗りませんが、やはり空港には寄っておかなくてはなりません。この項目だけ写真が大量ですが、お付き合いくださいませ。
新潟空港は、羽田との定期路線を持たない空港の中ではかなり規模の大きい空港です。
出発案内。成田便はあるんですよね。現在は残念ながら欠航となっていますが、もし運航されていれば、復路はQ400で成田へ飛ぶことも考えたかもしれません。いや、絶対そうしていたでしょう。
ANAのB737が出発準備中。まるで制限区域内から撮った写真のようですが、外からです。制限エリア内外は、ガラス1枚のみで区切られています。
それでは展望デッキへ。実はこの空港、展望デッキが有料なんです。100円とられます。なので、より多くの飛行機が発着する時間に来るのがお得です。よく調べないで軽い気持ちで入ると、1機も見られずじまいとなる可能性があります。
そんな展望デッキ、なかなか広くなっています。
ANAのB737が出発。伊丹から到着し、新千歳へ向かう運用をしています。
羽田でも見られる同機ですが、羽田とは全く関係のないここ新潟で見ると、また格別です。
インターセクションで滑走路に進入し、新千歳へ飛び立っていきました。
続けてJ-AIRのE170が出発。
こちらは滑走路末端からの進入だったので、早めに上がりました。
こちらも新千歳へ。
小さいおもちゃのような飛行機がやって来ました。
実はこの空港、滑走路が一本だけかと思いきや、もう一本あるんです。この写真は展望デッキの右端から東方向を見ています。見えづらいですが、メインとは別の滑走路があるのがお分かりいただけますでしょうか。
先ほどよりは大きい、E190が到着。伊丹からです。
最初のANA機と同じスポットに入りました。
機長らしき人が機体の周りをぐるぐる。
続いてFDA機が小牧から。
こう見るとヨーロッパのLCCに見えるのは気のせいでしょうか。
J-AIR機の隣にスポットイン。
またまた続いてpeach。関西からです。
なぜか滑走路末端まで滑走してから出ます。
エンブラエル機しかいない中にA320が入ると、大きく見えます。
これまたJ-AIRの隣へスポットイン。
新潟上空は、ソウルから太平洋方面に向かう航路にあります。上空を見ると、アシアナ機や大韓航空機が通過するのが見えます。どちらもニューヨークまでの長旅です。
クルーズ船が通ります。北海道まで行くんでしょうかね。
そしてJ-AIR機は伊丹へ折り返し。
peach機も出発です。
peach機が離陸するだけで展望デッキが賑やかになるのが地方空港らしいです。
関空へ向かいます。
そして残ったFDA機ですが、午前11時半に到着した同機は、午後5時ごろまで待機のよう。寂しそうですね。
もうしばらく飛行機は来ないので、これにて終了。100円の価値は十分ありました。
展示品コーナーのようなところ。この椅子、プールによくありますよね?
年表。
これはANAのFixed Back Shellスタイルシートじゃないですか!リクライニングをしても、背が後ろに倒れることがない、画期的なシートです。国際線のB777や、以前はB787にも装備されていました。まさかここでお目にかかれるとは…。
ということで、3時間ほどの滞在はこれにて終了です。新潟空港、楽しむことができました。現在は国管理空港となっていますが、民営化の計画もあるようで、その時には展望デッキは無料になっているかもしれませんね。
もう少し観光
新潟空港を後にし、次の目的地に向かいます。その前に少し寄り道。こちらはデンカビッグスワンスタジアム。その周辺の公園も賑わっています。
ホヌ…ではないですね。ただの亀です。
新幹線の駅で言えば、燕三条に近いところまで来ましたが、そしてこちら、弥彦山です。
日本海を望むことができます。遠くには佐渡島も見えました。ロシアは…見えませんね。
下山し、こちらは弥彦神社です。
あっという間に日も落ち、新潟市に帰ります。詳しいレポートはありませんが、ご勘弁ください。
Maxとき348号 乗車記
いよいよ帰京です。
復路もMaxで。新潟発の最終便になります。往路と同じMaxですので、乗車記と言いながら詳しい説明は省きますよ。
乗車電はすでに停車中。
先頭から。編成はというと、往路と同じP11編成。少しがっかりです。
世代交代で導入されるE7系。北陸新幹線と車両が同じになってしまい、上越新幹線らしさというものが無くなってしまいそうです。
最後方にて、並び。
見つけてしまいました。車両にファンのメッセージが書かれています。まあ、落書きですね。いけません。
さて、乗り込みます。こちらグリーン車です。
普通席の1階。
そして2階です。往路と同じ編成、車両で帰ります。引退直前のこの車両には鉄道ファンがたくさん乗っていると考えるのが自然ですが、今回は違ったんです。どうやらこの土日、なにわ男子さんのライブが新潟で行われていたようで、ライブに参加したと思しき人々がたくさん乗っていたんですね。確かにこの2日間、新潟市内ではそういった方々が多かったなぁと思います。男ばかりのむさくるしい空気の中帰る必要がないということで、なにわ男子さんには感謝ですね。
どうやら接続する特急が遅延しているようで、我々の発車も遅れる様子。飛行機と同じく、長く乗っていられるのでラッキーですね。
その特急が隣のホームにやってきました。「いなほ」ですね。どうやら対面乗り換えができるようになっているみたいですね。
12分ほどの遅れで出発です。
だいぶ進みまして、こちら越後湯沢。あちらにいるのもE4系。越後湯沢始発なんですかね。
そしてまた進みまして、高崎に到着。ここでMaxたにがわと連結します。
もう大宮です。早いですね。
時刻はまもなく夜の10時半。多くの車両は眠りについている頃です。
まもなく東京に到着です。もう車なんて走っていません。
到着。向こうには東海道新幹線の終電がいますね。三島行きです。
誰もいなくなった車内を前から。E4系に乗るのは、これで最後です。
この後、折り返して車庫に向かうようなので、見送ります。
反対側の方が良いですね。
東京の闇に消えていく、16両のMax。昔からよく見た車両も、これで見納めです。
結局終電までウォッチングしてしまったのは内緒です。
復路の乗車記はだいぶ端折ってしまいましたが、ご勘弁ください。
凱旋
というわけで、新潟旅でした。E4系の引退というきっかけだけで行きましたが、思っていたより楽しむことができました。首都圏から近く、行きやすい新潟。次に行く頃には、どのような進化を遂げているのでしょうか。
※これは久里浜方面ホームにいた千葉行き列車に間違えて乗りかけたときの写真です。