東京からシンガポール経由でやってきたホーチミン。その復路はというと、アシアナ航空利用のソウル経由となりました。大韓航空との合併で消滅間近と言われるアシアナ航空に、今回ついに初搭乗です!
- Today's flight
- ホーチミンに別れ、空港へ
- 空港でチェックイン、出国まで
- 制限エリア、そしてラウンジ
- いよいよ搭乗!
- 出発!
- こんな時間から機内食!?
- 束の間の就寝
- 機内から眺める日の出
- いよいよ到着!
- 降機
- Flightradar24より
Today's flight
- 航空会社: アシアナ航空
- 便名: OZ736
- 出発地: ホーチミンシティ (SGN)
- 出発時刻: 0:10
- 到着地: ソウル/仁川 (ICN)
- 到着時刻: 6:55
- 所要時間: 4.45
- 機材: A330-300 (HL8282)
ホーチミンに別れ、空港へ
時刻は19時前。ホーチミン最後の観光スポットに向かいます。ビテクスコ・フィナンシャルタワーです。
その49階に、サイゴン・スカイデッキがあります。旅の最後に、ホーチミンの夜景を眺めます。
このタワーも、ランドマーク81に高さを越されてしまいました。
3日間のホーチミン観光は終了。再訪を誓い、この街を後にします。
初日の到着時には、ぼったくりタクシーに遭ってしまいましたが、帰りは安心のビナサンタクシー。
空港までは幹線道路を一直線。車窓には広告看板ばかり目に入ります。
空港に近づいたようです。
空港でチェックイン、出国まで
出発階に到着。この雑踏した人波が最後までベトナムらしいですが、スリ警戒MAXで入口を目指します。
出発ロビーには、航空券を持っている旅客しか入ることができないことになっており、見送り客とはここでさよならになります。入口には警官が立っていますが、チケットをチェックされることなく通過となりました。旅客っぽい見た目をしていれば入れてくれそうです。
ターミナルビルに入り、ほっとします。
ターミナルを右に進んでいくと、ありました。見慣れたANAのカウンターです。カウンターに並ぶ日本人顔に、少し安心感を覚えます。
まぁ、私が乗るのは向かい側のアシアナ航空なんですがね。ANAのカウンターに背を向け、アシアナのカウンターに並びます。
このターミナルですが、日本の支援で建設されたこともあって、見慣れたデザインをしています。福岡空港の国際線ターミナルを思い出します。
前に並んでいるグループは、ソウル経由でニューヨークに向かうらしく、多くの荷物を預けておりました。そのおかげで、少々時間はかかっていたようです。
本日の搭乗便はどうやら遅延。搭乗機の到着遅れ予定もフライトレーダーで確認済みなので、特に驚くことではありません。この便、1月はほぼ毎日遅延しておりましたし、今日も例に洩れずといったところでしょうか。
チェックインでは、Visit Japan Webの青画面を確認されます。少し時間はかかりますが、無事終了です。
途中、ANAのクルー集団を発見。
チェックインは終了しましたので、少しだけ出発ロビーを散策。
ベトナム最大のLCC、ベトジェットです。夜には東京や関西への便も運航していますので、日本人もある程度並んでいるものと思います。
フラッグキャリアのベトナム航空。そのわりには出発ロビー中心から少し離れた、控えめな位置にカウンターがあります。
タイスマイル就航1周年。親会社のタイ国際航空は撤退していたんですね。タイと陸続きのCLMV路線はさすがに需要がなかったようで、A320運航のタイスマイルに移管されてしまった形です。
鶴丸もありました。日本人よりは、訪日客や乗り継ぎ客が多いような、そんな客層です。
みんな大好きエミレーツ。ここホーチミンでも存在感を放ちます。ベトナムにやってくる欧州旅客は、やはりエミレーツやカタールの利用が多そうです。
出荷審査に並びます。写真はありませんが、想像以上に多くの人が並んでおり、時間がかかることは容易に想像できます。優先レーンがないのも辛いです。
こちらのモニター、便名の横に名前が並んでおり、預け荷物に問題があったのでカウンターにどうぞ ということでしょうか。ここまで並んでカウンターに逆戻りは、さすがに辛いですね。
見送り客は出発ロビーに入ることはできませんが、展望デッキはあるようです。
横をエミレーツのクルーが通過していきます。
並び始めてから出国までに、45分かかってしまいました。そしてまだ保安検査も残っており、それを通過した頃には、ちょうど1時間となっておりました。
制限エリア、そしてラウンジ
やはりそんなに大きいターミナルでもないようで、免税店などはこのエリアに集中しているのみだったと思います。
とりあえず見に行きたいものがあるので、急ぎます。
いました!羽田に出発するANA機です。ちょうどファイナルコールとなっていますので、搭乗客と思われないように階段を降ります。
海外でANA機をこんなに近くで見られるとは、それはもう感動ものです。これに乗れば、明日の早朝にはもう羽田というのが、なんとも羨ましいような気はします。
せっかくなので出発を見送ります。グラハンさんが手を振っているのも、日系航空会社ならではであります。日系以外では、お手振りなんて滅多にありません。
ちょうど搭乗機も着陸しました。先ほどのANA機のスポットの隣、目の前の18番スポットに入る予定なので、このまま待ってみます。
と思いきや、なんと隣の17番スポットに入っていったではないですか。そしてスポットイン直後、搭乗便のゲート変更の放送が流れます。
では予定していた18番ゲートはというと、すぐ後にメルボルンからのジェットスター機が入ってきました。
搭乗機も到着したところで、ラウンジに向かいましょう。
指定のラウンジへ。少し場所が分かりづらいですが、なんとか辿り着きます。
あまり食欲はないので、少し見て回るだけにしましょう。
自分でフォーを作ることができるみたいですね。
おっと、気づいたらフォーを作ってしまいました。食べることにしましょう。
フルーツも充実です。
現地ならではのソフトドリンクは興味をそそります。
パインジュースにしてみました。
そこまで大きくなさそうなラウンジ。今は空いているみたいですが、混雑時のキャパは足りるのでしょうか。
アシアナの看板を持った職員が搭乗の案内にやってきたので、ラウンジを去ります。こちらはホーチミンに日本製地下鉄がやってくる的な雑誌ですかね?読んでみれば良かったですが。
いよいよ搭乗!
17番搭乗口に向かいます。
キムチ一色の空間には慣れませんが、半日の辛抱です。
あらためて、本日の搭乗機A330-300、レジはHL8282です。アシアナ航空日本路線のワイドボディ機といえば定番の機体ですね。そして奥には大韓航空の773がプッシュバックです。
実は今回の搭乗便、予約時は777での運航予定だったのが、A330運航に変更となってしまった経緯があります。前にも似たような展開ありましたね?
機材変更とならず、無事777への搭乗を果たした友人Kの搭乗記はこちら。
それでは搭乗。寝ぼけていてすっかり忘れていたことがありまして、それがこの空港では搭乗券を破り取られるということ。
慌てて撮影しましたが、かなり適当な画になってしまいました。ゲートを通過すると、手元に残ったのは半券のみ。残念…。
パイロットの方々、よろしくお願いします。
主張の激しい黄色広告に見送られ、キムチの世界に誘われます。
初めてのアシアナ機に少しドキドキ。帰国の安心感などありません。
乗り込みます!
マスクの装着をすっかり忘れておりまして、日本語でお願いされてしまいました。アシアナ機だと着用が義務付けられているみたいですね。ビジネスクラスを眺めながら、マスクを取り出します。ただいま、マスク社会。
初対面となるアシアナのエコノミー。少し古臭い印象があるのは致し方ないところでしょうか。
本日の座席。
モニターは新しいタイプではないものの、十分な大きさです。
安全のしおり。
モニターを見てみます。
早速開くのはフライトマップです。なぜか言語をコリアンにしてしまい、地名が全くわかりません。
機窓からは同じく韓国のt'way航空、そして奥には「えぶりわん!」な鶴丸の姿が見えます。あちらの機内では、恒例の「脱出時に、荷物は持たないでください💢」が上映されているのでしょうか。
ちなみにアシアナ航空でのアナウンスは「ladies and gentlemen」になっているようです。やはりこちらの方がしっくり来ます。
YouTubeで見ていたアシアナの安全ビデオを、ついに生で視聴します。酸素マスクは韓国語で「サンソマスクゥ」になります。
出発!
プッシュバックです。いい加減眠くなってきており、ぼーっとしています。
鶴丸機が羽田に旅立って行きました。
ANA Cargoの767を発見。JA8970です。そして奥には成田から到着の78X、こちらはJA900Aとなります。夜のホーチミンはANA多めです。
先ほどとは別の大韓航空機。こちらは朝に折り返します。
ベトナム航空の整備地区。
夜の整備を受ける787です。
25Lから離陸です。夜のホーチミンに舞い上がります。
右旋回し、機窓からはホーチミン中心地の方向が見えます。とにかく美しい夜景です。夜便も捨てたもんじゃないなと、改めて感じました。
こんな時間から機内食!?
という見出しの直後に貼るべき写真ではないですね。失礼しました。
とにかく眠いので、トイレ散策は早めに済ませようと思った次第です。
離陸直後はドリンクサービスだけやって、就寝モードになるものと思っていましたが、機内照明がMAXなんですよ。そしてなんだか良い香りがします。
とりあえずドリンク。アシアナならではのドリンクというのは無さそうだったので、無難なオレンジにします。
本当に機内食やってきましたよ…。
変に食欲が湧いてきてしまったので食べます。
ちなみにもう1種類はお粥です。
食べないという選択をとる人もいますが、ほとんどの乗客が食べています。ただいまベトナム時間で1:40。みんなで禁断の夜食タイムです。
日系航空会社だと、離陸後はドリンクやスナックの提供のみで、すぐに消灯。そして到着の2時間前あたりで機内食の提供となるのが東南アジア発深夜便のサービス形態だと思いますが、皆さんはどちらの方が好みですか?
食後は紅茶もしっかり。
機内販売冊子は各座席に備え付けてあります。サプリが多いのは韓国系らしいのかなと思いますが、アシアナ航空CAさんのエプロンも商品になっていたりしました。
束の間の就寝
食事も終わり、乗客も就寝モード。リクライニングを倒す乗客が多いのは、日系だと見慣れない光景です。後ろの韓国人が寝ているのを確認して、私もそっと倒します。周りの客層ですが、韓国人よりもベトナム人などの乗客が多いように感じます。
窓のシェードは閉めるように言われてしまいました。夜だから何も見えないと言われればそうですが、少し寂しいものです。
少しだけエンタメを見てみます。
当たり前ですが、韓国映画多めです。邦画は確認し忘れました。
時刻は3時前。やっと機内の照明が落とされました。
機内から眺める日の出
1時間半ほど寝たのでしょうか。現在は韓国時間6:30ごろ。九州の隣までやってきたようです。
遠くから日が昇ってきます。
東南アジアからの深夜便で日の出を眺めてみたいと思っていましたが、アシアナの機内でそれが叶いました。
韓国上空にやってきたみたいです。名前も知らない街の明かりが見えます。
機内も明るくなりまして、ストレッチ映像が始まります。
初の韓国上陸に興奮します。日本海が東海表記になっているのも、ついに実際の機内で見ることができたという感動が、逆にあります。
今回入国はしないので、上空から韓国の街並みを楽しみます。
CAさんが入国カードを持って歩きます。記念にもらいたかったのですが、他の乗客に渡した際に入国時の説明や確認などをしていたので、面倒だと思いやめました。
いよいよ到着!
外はすっかり明るくなっており、いよいよ着陸態勢というところです。
韓国の田舎を眼下に、仁川空港を目指します。
ファイナルアプローチは海上を飛行。
海上となると、景色の変わり映えがないので、少し退屈ではあります。
陸地が見えてきました。
空港の周りに建っているのはホテルでしょうか。
遠くに朝の飛行機を眺めながら…
着陸!メインギアの接地が2段階となっているA330の着陸は、独特の感触があります。
大韓航空一色な第2ターミナル。
韓国2大航空会社が交互に並んだり…
両社の4発機が当たり前のように駐機しています。
隣の滑走路からチェジュ航空が離陸。新千歳行きです。
滑走路を横断。
後続にはエールフランスが着陸。更新後のデカいロゴ機は初めて見ました。
フィリピン航空も朝早い出発。マニラの少し北、アンヘレスに向かう便です。
LOTポーランド航空より気になったのは、初めて見たエアプレミア。長距離LCCとして、今後の成長が楽しみです。
第1ターミナルはアシアナのメインターミナル。アシアナの尾翼が並ぶ姿には、これまた興奮してしまいます。
そしてスポットイン。急にトイレに行きたくなります。
目の前をアシアナのA380が通過しますと、トイレに行きたい欲など吹き飛んでしまいました。
後ろに見えるのがサテライトターミナル。LCCはあちらのターミナルに集中しています。
降機
さて、降機しましょう。相変わらず降りるのは最後です。
搭乗機と別れを告げます。同機の次の目的地はどこなのでしょう。
太極旗と出発地の国旗が並ぶ電光掲示板。仁川空港ではお馴染みです。
見慣れない塗装の航空会社がいますが、スカイアンコール航空というカンボジアの航空会社です。他にもラオス航空など、日本では見慣れない航空会社が就航しているのも、仁川空港の面白いところです。
元祖A321とタヌキ顔のA321。
こちらはタヌキ顔の親玉です。
乗り継ぎのご案内。第2ターミナル発便も含め表示されており、私のフライトはまだ表示されていないようです。
Transferを目指して歩きます。正直眠いです。
日が昇ってきます。私はまだ寝たいです。
入国審査直前で分岐。Transferに向かいます。
Flightradar24より