航空三昧

"Every flight is a special flight"をモットーとした写真多めの搭乗記。中の人は1人とは限りません。

日本でも人気なSQ初体験! シンガポール航空 シンガポール - ホーチミンシティ SQ178 エコノミークラス 搭乗記

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ANAシンガポールチャンギ空港に到着した私は、ここでシンガポール航空(以下「SQ」ということがある) に乗り継いでホーチミンまで向かいます。日本人からも評判の良いシンガポール航空、その人気の理由はどこにあるのか。短いフライト時間ですが、少しでもSQホスピタリティを感じられたらと思います!

 

 

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ターミナル3を散策

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現在いるのがTransferCのあたり。ここからターミナル3の中心エリアまで歩いていくこともできますが、並行するスカイトレインに乗車するのが普通です。

 

 

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まだ薄暗い朝のシンガポールに、スカイトレインの姿が見えました。

 


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ターミナル3までは直線ルート。大きな滝がシンボルのジュエル、その横を走ります。

 


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ジュエルの中を通過するスカイトレインも存在します。これに乗れば入国しなくても名物の滝を見ることができますが、今回は縁なく…。

 


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ターミナル3に到着!天井が高く、広々とした印象です。

このターミナル3は、シンガポール航空がメインで発着しているターミナル。一方東南アジア便はここではなく、ターミナル2からの出発です。ホーチミンまでのフライトもターミナル2からの出発ではありますが、わざわざターミナル3にやってきたのは、こちらにあるSQラウンジを訪問したかったからです。

 


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ターミナル3はシンガポール航空の牙城ということで、SQのさまざまな機体を見ることができます。

こちらはロサンゼルスから到着したA350。後ろに見えるA380は、ムンバイからやってきたようです。インド線にA380?と一瞬思いますが、シンガポールにやってくるインド人は意外と多いようです。実際、インド便の到着ラッシュとなっているこの時間、空港内ではインド人の姿を見かけることが多かったです。

 


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そんなインド線事情を考えていると、エアインディアのA320がやってきました。エアインディア自体は成田で見られるのですが、その会社の日本では見られない機種に出会えるのは、海外空港での楽しみであります。

 


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さすがターミナル3では、SQのクルー集団とすれ違うことが多いです。「サロンケバヤ」と言われる魅力的なユニフォームで有名なSQですが、実際に見るとなお美しいです。

 


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ところどころ免税店散策もしながら、歩いて行きます。

 

 

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ターミナル3の中心部。ターミナル1同様、ルイヴィトンの店舗が鎮座しています。

 

 


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目立った演出がされており、立ち止まって写真を撮る人も多かったです。

 


クリスフライヤーゴールドラウンジで休憩

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お目当てのラウンジは、あのエスカレーターを上がった先にありそうです。

 


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今回利用するのがこちら、クリスフライヤーゴールドラウンジになります。シンガポール航空のラウンジは、

  • シルバークリスラウンジ
  • クリスフライヤーゴールドラウンジ

2つがあり、シルバークリスラウンジは、さらにビジネスクラスラウンジとファーストクラスラウンジに分かれています。エコノミークラス搭乗のスターアライアンスゴールド会員はシルバークリスラウンジの利用資格はなく、格下のクリスフライヤーゴールドラウンジを使うことになります。

 


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ラウンジに入るとこの光景。羽田のANAラウンジとは違って人も少なく、落ち着いて過ごすことができそうです。

 


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日本のラウンジはターミナルロビーと隔離された作りとなっていますが、こちらは逆に一体化されたつくりであります。むしろその方が開放感もあって良いかもしれませんね。

 


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奥のエリアもまた雰囲気が変わって良いですね。

 

 


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ビュッフェエリアを見てみます。一般的な洋風の食事のほか、中華系の一品が充実しているのは、シンガポールらしいですね。チキンライスがあればとも思いましたが、贅沢でしょうか。

 


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奥のショーケースエリアにはサンドイッチなどもあります。このサンドイッチ、パン全体に具が挟んであり、美味でした。日本のコンビニによくある中身スカスカなサンドイッチに慣れると、このボリュームは感動ものです。

 


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TWGの紅茶もあり、こだわりが見られます。

 

 

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寝不足だからかあまり食欲がありません。とりあえず量は最小限に留めて食べておきます。

 

 

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ここで、本日の搭乗券です。羽田で発券済のもので、ANAのフォーマットとなっています。定刻9:50発でありますが、搭乗時刻はその1時間前…。ゲートで保安検査があるとはいえ、さすがに早すぎるのではと思います。少なくとも8:50ピッタリに行く必要はないでしょう。

ちなみに、普段は搭乗券を自宅に持ち帰って撮影することが多いですが、海外でのフライトとなると、搭乗時に搭乗券が切り取られ、半券しか残らないということもよくあります。なので、搭乗券はラウンジでしっかり撮影しておきました。果たして、切り取られてしまうのでしょうか…。

 


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そんなことをしつつ食事をすすめていると、足元に飛行機の姿が!スポットがこんなにも近くにあるんですね。この距離感は那覇空港を思い出します。ちょうどこの頃、友人Kは那覇空港に向けて飛行中というところでしょうか。

rjtta350xwb.blogspot.com

 


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大きな窓からターミナルスポットが一望できます。奥には滑走路もあり、離着陸を眺めながら過ごすことができます。では、チャンギ空港を発着する飛行機を見てみましょう。

 


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ターキッシュの789。現在は成田にも787が就航しており、日本でも馴染み深い機種です。

 


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シンガポールカーゴ。現在日本には不定期でやってくるようだが、見られる機会も少ないでしょう。

 


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エールフランスは久しぶりに見ましたね。ちなみに、この窓には斑点がついており、撮影には不向きです。

 


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見慣れないカンタス尾翼のA320。子会社のカンタスリンクのようですが、シンガポールに定期便はなかったはず。

 

 

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滞在は1時間ほどだったでしょうか。搭乗時刻も迫っている中、ここからターミナル2まで行かなくてはならないので、退出することにします。

 


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人も少なく、落ち着いていてナイスなラウンジでした。シルバークリスラウンジになると、どのような変化があるのかも気になりますが、それはまたいつかの機会に。

 

 

ターミナル2に移動、搭乗ゲートへ

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既に搭乗開始時刻となっていますので、少々急ぎます。

 


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フードエリアも充実しており、一風堂などもあります。

 


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シルバークリスラウンジの入口を発見。この中に入れる日は来るのでしょうか。

 


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キラキラしたコーヒー店マラケシュと書いてありますので、モロッコ系なんでしょうか。日本未上陸だそうですが、いつか日本にもやってきそうです。

 

 

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少し目立たないところに、飛行機を眺められる大きな窓があったりします。シンガポール航空の翼が並んでいます。

 


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A380の顔を目の前にしますと、他の飛行機にはない愛らしさがあります。

 


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ちょうどエティハドが着陸。定期的にスタアラ加盟が囁かれますが、実現はするでしょうか。

 


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旧正月関連のオブジェなんですかね。可愛いうさぎに目を惹かれます。

 


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スカイトレイン乗り場に到着。ここからターミナル2に移動です。

 


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ちょうど列車がやってきましたので、乗り込みます。

 

 

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再びチャンギ空港マップ。TransferAからスカイトレインに乗車し、TransferFに向かうことになります。

 


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車窓からは一般道も見えて、現地シンガポールの雰囲気を少しだけ味わえます。

 

 

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あっという間に到着。降ります。

 


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ターミナル2に到着。今までのターミナルからは想像できないほど閑散としています。

 

 

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他のターミナルほどの華やかさも感じられません。コロナ禍に改装を施し、昨年リニューアルオープンしたということで、2019年利用時との変化を楽しみにしていましたが、このエリア周辺は特に変わっていないのかなと思います。

 


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ターミナル内は閑散としていますが、外にはシンガポール航空の機体がたくさん並んでいます。ちょうど東南アジア方面の出発ラッシュでもあるようです。

 


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こちらは一足先に出発するハノイ行き。今回のベトナム訪問は、首都ハノイと最大都市ホーチミンのどちらにするか迷いましたが、昨年の石垣でも感じたような、2月でも暖かい地域に行こうということで、ホーチミンが選ばれたわけです。

 

 

いよいよ搭乗!

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ゲート前に到着。搭乗開始時刻から20分経過していますが、まだ余裕そうですね。

 


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搭乗客ですが、ベトナム人と思われる方も少々いる一方、欧米からの旅行客が多い印象です。ベトナムは欧米旅客からも人気なんですね。日本人どころか、東アジア人の姿は今のところ見かけません。久しぶりに味わうアウェー感です。

 

 

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保安検査を通過した先に、本日の搭乗機が姿を見せます。搭乗機を目の前にして、ついに憧れのシンガポール航空に搭乗するのかという実感が湧いてきます。

本日お世話になるのは中距離仕様のA350、その初号機である9V-SHAです。早朝にドバイから帰還し、我々の便の運用に入るようです。

 


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シンガポール航空では、日本を含むほとんどの路線でマスク着用が任意となっています。一方ベトナムを含む多くの東南アジア路線ではマスクの着用が必要です (機内アナウンスではcompulsoryと言っていたので、おそらく義務でしょう)。このことはシンガポール航空のHPに記載があり、私も事前にチェックしていたので特に面食らうこともありませんでしたが、保安検査まではマスクを着用していなかった多くの欧米旅行客も、渋々マスクを取り出して着用していました。

 

 

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保安検査を終え待合室に入った頃、既に搭乗は始まっており、機内後方から順番に搭乗の案内がされている最中でした。ちょうど良いタイミングでしたね。英語に加えてベトナム語でのアナウンスもあり、内容は全く理解できないものの、興奮が抑えられません。

 


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保安検査時に搭乗券のチェックが済んでいるのか、搭乗時にはバーコードでピッというのはありませんでした。そして搭乗券を切り取られることもなく、原形のままお持ち帰りです。

 


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上品なカラーリングです。

 


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初搭乗のSQ、その入り口が近づくにつれて身も引き締まってきます。

 


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おや、イヤホンは搭乗前に必要な人が取る方式なのですね。まるでANAの国内線のようです。多分使いませんが、記念にもらっておきましょう。

 


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それでは乗り込みます!

 


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まず姿を見せてくれるのはビジネスクラス。この短い路線にも、贅沢にフルフラットシートを積んでいます。

 


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ただ、窓側の座席がイケてない…。不要なパーテーションがあるせいで、窓外の景色を遮断してしまっています。実に残念なポイントです。

 


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続いてエコノミー。青とグレーのシートが並びます。

 


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本日お世話になる座席です。飛行時間が短いとはいえ国際線ですから、枕とブランケットは準備してあります。

 

 

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座席背面は黒一色。モニターは11.6インチで、十分な大きさです。コントローラーはなく、完全タッチパネル式となっています。

シートピッチですが、座った瞬間意外と狭いなという印象を持ちました。7時間過ごしたANAと比較しても、膝がすぐ当たってしまい、窮屈に感じました。後日調べてみると、シートピッチは81cm。先ほどのANAが86cmでしたので、確かに狭いことがわかります。今回は2時間ほどのフライトなので問題ないですが、この機材は東京やシドニー、ドバイといったフライト時間が比較的長い路線にも投入されているので、そういったフライトでは少々辛いと思います。





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テーブルは折りたたみ式の使いやすいタイプ。ドリンクホルダーはテーブルとは別に備えられており、ナイスです。

 


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小型の鏡が備えられており、女性には嬉しいかもしれないですね。この細かい工夫がシンガポール航空らしいです。

 


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ヘッドレストは上下にスライド可能。加えて、両サイドを折り曲げて固定することもできます。先ほどのANA機も折り曲げ可能なヘッドレストでしたが、深夜便では助かります。

よく見ると、このシート素材が少し安っぽいような気がしなくもないですが、軽量化に役立っているのでしょうか。

 


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モニターを少し触ってみます。日本語も選択できるので、操作に困ることはありません。映画のラインナップはあいにく覚えていませんが、邦画は十分揃っていたと思います。見たいものがなくて困るということはないでしょう。映画が充実している分、余計に使い捨てイヤホンなのが残念です。

 

 

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私はいつものようにフライトマップ一択です。

 

 


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安全のしおり。

 

 

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見開き式になっています。

 

 

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座席紹介が長くなりましたが、窓からの景色も見てみましょう。

 

 

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A350の搭乗は2回目ですが、JALA350と同じく美しい翼です。

 


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シンガポール航空の翼が並びます。隣にもA350がいますが、あちらは長距離仕様機となっており、我々の機体とは機内の仕様が異なります。

 

 

出発!チャンギ空港の風景を楽しみながら滑走路へ

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シンガポール航空お馴染みの安全ビデオが始まり、プッシュバック。使用開始から年月経っているはずですが、今でも色褪せない、なかなかオシャレな安全ビデオですよね。

 


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クルーは基本的にシンガポール人ということで良いんでしょうかね。そして、特徴的なユニフォームの女性クルーが霞んでしまうほど、男性クルーの比率が高めです。機内アナウンスは英語のみで、ベトナム語のアナウンスはありませんでした。

 

 

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日系航空会社では廃止の傾向にある「ladies and gentlemen」ですが、シンガポール航空では健在です。もしかして、ジェンダー少数派の意見をここまで気にしているのは、実は日本ぐらいだったんじゃないかと思ってしまうのですが、他の国の航空会社はどのようになっているんでしょう。

ちなみに、ANAだと「Dear passengers」となっています。聴き慣れたせいか、あまり違和感を感じません。一方のJALは、最近は国内線で英語アナウンスをほとんどしないので知らなかったのですが、動画を漁ってみると「えぶりわん!」。キャセイで導入されている「Everyone」と似ていますが、JALの場合は違うようです。あれはどう聴いても「えぶりわん!」です。

 


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安全ビデオでは、離着陸時のUSB電源使用は禁止ですよとの案内があります。ふむふむ、と思っていたら、男性クルーから「それ充電器?離着陸時はダメよ、外しなさい」と注意。何のことかと思ったら、機内アナウンスを収録するためイヤホンジャックに接続しているレコーダーを指していました。録音してるだけだと説明しますが、「ダメダメ、外しなさい」とのことで、やむなく従います。離着陸時のイヤホンの使用はokですが、それ以外の用途ではダメみたいですね。そのあたりの線引きがよくわかりません。

 

 

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先ほどまで機体が並んでいたスポットも、我々が出発する頃には空になっていました。

 

 

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フライトレーダーに経路の記録が残っていなかったので、滑走路までのタキシングルートを描いてみました。チャンギ空港には滑走路が3本あり、そのうち中央の第2滑走路は運用停止となっています。今日の離陸滑走路は、海側に新設された第3滑走路。ターミナル5建設予定地を迂回して向かいます。

今回左側の座席にしたのは、ターミナル横走行時に、スポットに駐機中の飛行機を撮影し、滑走路横走行時は離陸滑走中の飛行機を撮影しようという狙いです。

 


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謎の777。エンジンが外されており、もう飛ぶことはないのでしょうか。

 


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エアバス10000機目の機体。こんなところでお目にかかれるとは。

 


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羽田から乗ってきたANA機。まだ折り返していなかったのですね。

 


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スクートのピカチュウジェット!成田で撮影する前に、ここで見られるとは思ってもいませんでした。

 


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カンタスの737。基本的にはオーストラリア国内と周辺諸島でしか見られないはずなので、同社の737を見るのは初。日本で見られる航空会社でも、日本に就航していない機種を見つけると興奮します。

 


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シンガポール航空の格納庫でしょうか。よく見るとユナイテッドもいます。

 


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エアインディアの777を発見。そしてラタム航空のA350、これはデルタ航空に売却されたものでしょう。デルタ仕様への改修作業が行われている最中でしょう。

 

 

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タキシング中。クルーのジャンプシートは2人並びで座れるようになっており、業務連絡なのか雑談なのか、会話している様子が見えます。ANAの機材だと1人がけシートが基本なので、あまり見ない光景ですね。

 

 

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滑走路横の誘導路までやってきました。スクートのA320が離陸。行き先はというと、インドネシアスラウェシ島北端にあるマナドという都市。馴染みのない名前ではありますが、3月からガルーダインドネシア航空が、成田-バリ島の一部便をマナド経由にするそうですよ。つまり、成田からマナドへの直行便が誕生するわけです。

 


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SQのA350、先ほど駐機場で隣にいた機体です。長距離仕様ですが、行き先はバンコク間合い運用で東南アジア路線に入ることもあるみたいですね。実際、午後出発のホーチミン便は長距離仕様のA350でした。

驚いたのは、ここから更に3機連続SQのA350が離陸していったこと。サンフランシスコ、ジャカルタ、パース… 今やSQを代表する機種ということで、短距離長距離構わず、どこにでも飛んで行きます。

 



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滑走路の向こうに見えるのが、これはシンガポール空軍の機体ですかね?

 


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ここまでノンストップで走行してきたわけですが、急にストップ。そして隣にはメルボルン行きのスクート787が並びます。機長からのアナウンスでは、恐らくランウェイチェックが入った模様。

 


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スクートの後ろにはシティリンクのA320neo。インドネシアLCCで、ガルーダの子会社となっています。

 


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やっと列が進み始めました。一時期羽田にも就航していたビスタラが離陸していきます。

 


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そろそろ滑走路に進入というところで左折してみますと、列をなす航空機が。思った以上に長蛇の列となっていました。

 


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さまざまな都市に旅立ついろんな顔の翼が並ぶ光景は圧巻です。

 


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ラッシュの成田でよく見られる光景とも言われますが、初めて見た私は興奮しっぱなしでした。

 

 

離陸!

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しばらく待たされた分、ぐんぐんと加速していきます。

 

 

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あっという間に飛び上がりました。

 


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キャセイA330を空撮です。

 


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エミレーツの出発が見えます。シンガポールには三大中東系航空会社に加え、サウディアも就航しており、その機体も見てみたいところであります。

 


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ここまで連れて来てくれたANA機ともお別れ。

 


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離陸してすぐにマレーシア領空に入ります。あっという間に雲がかかり、下界は見られなくなります。

 


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たまに雲の隙間からマレーシアの大地が見えることもあり、日本とは違った風景に心躍らせます。

 


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以前、ANAでフランクフルトに到着し、ルフトハンザのリージョナルジェットに乗り継ぐと、狭い機内に周りは屈強な欧州人しかいないというアウェーな環境の中、急激な孤独感に襲われるということが何度かありました。しかし今回は、なぜかそういった感情はほとんど起こりません。ワイドボディだから?羽田にもよく飛来する、馴染みある機体だから?なぜかよく分かりません。ですが、昨年那覇空港で737に乗り継いだ時の方がよっぽど孤独感を感じたほどです。

dreamliner.hatenadiary.jp

 


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街が見えました。おそらく訪れることのないであろう、小さな街です。

 


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フライトマップの機体イメージは、A350を模したものでありますが、コックピット窓の周りが黒く塗られていないのが惜しいですね。どうでも良いことですが。

 

 

機内食の時間

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ベルトサインが消灯し、すぐに機内サービスが始まります。羽田-福岡線と同じ飛行時間で、機内食などのサービスを終える必要があり、テキパキ進みます。



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ちなみにモニターは角度が変えられる仕様。前の方が座席を深く倒した時にも、ストレスなく映像を見られます。

 


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まずはドリンクサービスから。ラインナップが分からないので、カートに積んであるドリンクを事前に観察しておきます。

 


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シンガポール航空ならではのドリンクを選べたらと思いましたが、カートには見当たらなかったので、無難なアップルジュースを。後日HPを調べてみますと、シンガポール・スリングの提供があるみたいです。この便で提供していたかどうかは不明ですが、ここはぜひメニュー表を置いておいてほしいところです。

 


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検尿カップ紙コップに退化したANAとは違い、さすがにプラカップです。そんなことが少し嬉しかったので、思わずよく見るショットを。エコノミーでこれをやる人は普通いません。ましてやこんな曇り空でやる人など、いるはずがありません。

 


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続いて機内食がやってきました。ホットミールではありますが、かなり簡易的な食事になっています。以前までは、この路線でもメインと副菜という構成になっていたと思いますが、コストカットの流れはシンガポール航空も例外ではなかったようです。朝食の時間だからなのかと思いましたが、この路線に関しては、ランチ/ディナーも同様の構成みたいです。

 

 

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※容器のイメージが分かりづらいので、同行者の写真を借ります。

蓋を開けてみますと、朝食にふさわしいスクランブルエッグが姿を見せます。

メニューは1種類なのか2種類なのか分かりませんでしたが、女性クルーには「スクランブルエッグで良いわね?」みたいなことを言われたので、1種類しかないものと思い、同行者全員同じメニューとなりました。これまた後日HPを見てみると、2種類提供されていた模様。聞いておけば良かったと、少し後悔。聞き取るので精一杯な英語力を反省します。

 


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食べてみましょう。少々味が濃いからなのか、食べやすいと言える味ではなかったです。副菜がないのも地味に辛い。ずっと同じ濃い味を、延々と口に放り込みます。美味しいと評判のシンガポール航空にしては期待はずれでした。



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食器はステンレスではなく木製。いわゆるカトラリーというものでしょうか。普通のプラ食器よりは上質に見えるので、良いのではないでしょうか。

 

 

食後のひととき

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食事はすぐに終わり、到着まではまだ1時間近くあります。

 

 

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免税品カタログを眺めてみます。

 


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シンガポール航空の模型を発見。一瞬購入を検討しますが、よく見ると1/500スケール。1/400スケールなら買ったと思いますが、今回はパス。

 


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機内最後方から。搭乗数日前まで座席指定状況はガラガラだったのに、実際に乗ってみると、席は十分埋まっています。私の座席周辺は欧米系旅行客が目立っていますが、後ろの方に来てみると、アジア系の方もそれなりに乗っているようです。

 


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化粧室は至って普通です。同じA350では、JALの化粧室が上質で好みでした。

 


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搭乗機はベトナムの上空までやってきました。ホーチミン到着まで30分です。

 

 

飛行機マニアの自由研究〜シンガポール航空A350編〜

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※2022年1月、成田空港で撮影。

ここで、シンガポール航空の代表機種であるA350について、その多岐にわたる機内仕様を、私が分かる範囲で紹介してみたいと思います。

 

Medium Haul


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まずは今回搭乗している中距離仕様機。ビジネスとエコノミーの2クラス構成で、主にアジア・オーストラリア路線に投入されています。787も同じ仕様です。レジ番9V-SH○の機体が該当します。

 

Long Haul A


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続いて長距離仕様機。ビジネス・プレミアムエコノミー ・エコノミーの3クラス構成で、主に欧州・アフリカ路線、間合い運用としてアジア路線にも投入されています。シンガポール航空が最も力を入れているであろうシートで、エコノミーのコントローラーは画面付きだったりと、高級感があります。77Wと同じ仕様です。レジ番9V-SM○の機体が該当します。

 

Long Haul B


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長距離仕様機でも、こちらの仕様はあまり知られていないのではないでしょうか。基本的には先ほどのAと同じ仕様で、恐らく座席数もAと同じなのですが、エコノミーは中距離仕様で見られる青とグレーの座席になっています。さすがにシートピッチは長距離仕様で広めになっています。アメリ東海岸路線と、間合い運用でアジア路線に投入されます。レジ番9V-SJ○と一部の9V-SM○が該当します。

 

Ultra Long Range


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世界最長路線に投入されるULR仕様は有名ですね。ビジネス・プレミアムエコノミー の2クラス構成で、エコノミークラスはありません。ニューヨーク線とサンフランシスコ線に投入されます。レジ番9V-SG○の機体が該当します。

 

 

いよいよ到着!

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そうしている間に降下を開始し、いよいよホーチミンに到着となります。ベトナム上空では結局ずっと雲で覆われており、下界を眺めることは叶いませんでした。

 


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機内では優雅な着陸前BGMのようなものが流れております。欧米旅行客は、食事後マスクを外したままの方も多かったですが、降下を開始したあたりでクルーの方に注意されました。日系と違って義務ですから、仕方ないですね。まぁ日系航空会社もお願いという名の義務ではありますが。

 

 

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着陸までは、このように大回りするコースとなっています。

 


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雲の中に入っていきます。早くベトナムの大地が見たい!

 


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だんだんと下界が見えてきました。

 


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おぉ、これがベトナムですか。行くことのなさそうな田舎の生活風景を眺めます。

 


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ゴルフ場ですかね?

 


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曇天なのが、より一層新天地での不安を煽ります。

 


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住宅地ですかね。日本とは全く違う風景が広がります。

 


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都市部に近づいて来たようです。大きな幹線道路が通っています。

 

 

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川を越えると、建物の密集度も格段に上がります。霞んで見づらいですが、ホーチミン1区のオフィスビルや、2018年完成のランドマーク81が見えます。

 


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ごちゃごちゃした住宅地と、同じ形の建物が並ぶ整然とした団地が共存しています。こんなに住宅が密集しているのに、このタンソンニャット空港は24時間運用になっています。日本だと苦情どころの騒ぎではありません。

 


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バイク社会として有名なベトナムですが、その光景を目の前にすると、もはや感動の域に達します。

 


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上空から見れば足の踏み場もないと思えるほど、ぎっしりと建物が並びます。

 

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空港敷地のギリギリ手前まで、ぎっしり建物が並んでいます。YouTubeで見たムンバイの着陸風景と似ています。一度はこの光景が見たかったんです。夜到着しかないANAJALでは見られない光景であります。

 

 

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離陸待ちのベトナム航空にベトジェット。ベトナムを代表する航空会社がお出迎えです。

 


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B787-10はハノイ行き。ベトナムも日本のように、国内線に大型機を積極的に投入する国のようです。もちろん、ベトナムは内際兼用機ではありますがね。

 

 

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タンソンニャット国際空港に着陸です!強いブレーキ、そしてブレーキ解除時には背もたれに押し付けられるような大きな反動がありました。JALA350福岡空港に着陸した際にも同じような感覚でしたが、A350はそういう設定になっているのでしょうか。それともたまたま?

 


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1つ前に着陸していたベトナム航空のA321。ハノイとダナンの間に位置するヴィンという地方都市からやってきたようです。国内線機材かと思いきや、日本に飛来したことも多々あるようで、国内/国際仕様という区別はなさそうです。

 

 

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海外の空港に到着したら、その国のフラッグキャリアが並ぶ光景を期待します。ここでは国営のベトナム航空以上にベトジェットの方が目立っているように感じます。

 

 

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離陸に使われている滑走路を横断。

 

 

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その滑走路から、ベトナム航空が離陸していきます。

 


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VASCOと書かれたATR機。調べてみますと、ベトナム航空の子会社で、まだまだ小規模な航空会社のようです。

 


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787ロゴ入りのバンブーエア。成田ではA321で就航していますが、787を見たのは初めてです。着陸進入しているのはカンボジア・アンコール航空でしょうか。日本では見られない航空会社なので新鮮です。

 

 

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そのアンコール航空の塗装をしたATR機。しかしレジ番はベトナム籍。どうやらVASCOに売却された機体のようです。

 


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ベトナム航空が並ぶ横にスポットイン。

 


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到着しました。

 


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空港車両もベトナム色です。

 


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初めて見るその国の現地人は、だいたい空港のグラハン職員であることが多いです。グラハンさんの行動や表情を観察しながら、その国の国民性を印象づけます。

 

 

降機

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チャンギ空港到着からここまで6時間、シンガポールの空気とはおさらばです。飛行機から出た瞬間、ベトナム社会主義世界に放り出されます。

 


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お世話になったエコノミーシート。2時間のフライトでは快適に過ごせましたが、羽田からの深夜便で乗らなくて良かったなというのが正直なところです。

 


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ビジネスクラスではどのようなサービスが行われていたのか気になります。

 


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降機し、気分をベトナムモードに切り替えます。

 


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国際線ターミナルですから、こちらのA321も国際線運用に入ります。クアラルンプールに向かうようです。

 


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搭乗機ともお別れ。隣にはエバー航空、その奥にチャイナエアラインアシアナ航空と続きます。チャイナエアライン台北と高雄からそれぞれ運航しているようです。

 


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おや、エバー航空がもう1機やってきました。近接する時間に77Wを2便運航するとは、需要が相当あるのですね。

 


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イミグレーションに向かいます。エプロン側に窓はありません。

 


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その代わり、空港外側に窓があります。

 


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ホーチミンはめざましい発展を遂げています。

 


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イミグレ到着。まぁまぁ並んでいますが、こんなものでしょうか。

 


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軍服姿の審査官に、社会主義らしさを感じます。意外にも滞在日数を聞かれただけで終わり、あっさり入国です。

 

 

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並び始めて30分ほどで通過。こんなものでしょう。

 


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NaritaやNagoyaといった文字、そしてコードシェアですがANAのロゴを見ると、ホッとします。

 


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ロストバゲージすることなく、無事に荷物をピックアップ。既にコンベアから降ろされており、プライオリティとそれ以外に分けられています。私はプライオリティのはずが、一般エリアに置かれていました。というのも私の荷物には、羽田でオレンジのプライオリティタグをつけてもらえず、代わりに荷物タグに「PRIORITY」と申し訳程度に書かれているのみ。これではプライオリティと認識してもらえないのでしょう。ANAさんよ、チェックインを自動化しても、プライオリティタグを廃止してはいかんでしょう。

 


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日本の電光掲示板だと、日本語と英語が交互もしくは同時に表示されていますが、ベトナムだと英語のみ。外国人旅行者には、この方がすぐに情報が分かるので良いかもしれませんね。

 


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シェムリアップからの到着もあります。アンコールワットなどの遺跡群がある都市で、一度行ってみたいものであります。

 


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各航空会社の看板が置かれています。ANAの看板も、夜まではここで待機でしょう。

 


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飲料水と書いていますが、飲む勇気はありません。

 


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この空港にはもちろん展望デッキはありませんが、代わりにバゲージクレームの展望デッキがあります。出迎え客と思われる人々に上から観察されています。

最後は税関を通過すれば自由です。大きな荷物はX線検査に通すようなので、列に並びます。すると、係員に手招きされ、検査機器の横からそのまま通過となりました。ラッキーではありますが、大丈夫なんでしょうか?

 

 

ぼったくりタクシーに遭う!?

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申し訳程度に到着ロビーのような空間があります。とはいえ、あるのはSIMショップぐらいなので、すぐに外へ。

 

 

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蒸し暑い空気と出迎え客の熱い視線!YouTubeなどで見ていた光景が、そのままそっくり自分の目の前に広がっている。感動ものです。

 


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この空港の国際線ターミナルは、日本の支援で建設されたそう。さすがです。

 


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広告が8割を占める電光掲示板。謎センスです。

 


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出口を出たら、「タクシータクシー」と話しかけてくる白タクは無視し、左にずっと歩いていきます。タクシー乗り場に到着するので、案内スタッフにお願いして、タクシーに乗ります。ベトナムで安全と言われているのはビナサンとマイリン、この2社です。それ以外はぼったくりの可能性が高いそうです。案内スタッフにはこの2社のどちらかに乗りたい旨をはっきり伝えた方が良いでしょう。

 

 

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私はというと、乗り場のタクシーならとりあえず安心だと思い、メーターつきタクシーだと強調する、案内スタッフと思われる青服の男にお願いをします。「どこから来たのー?日本!?妻が日本の〇〇に住んでるよ」みたいなことを言われます。妙に親しいこの男に少し怪しさを感じましたが、男がどこかに電話したあと、案内されたタクシー(写真左)に乗り込みます。

 

 

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すると、なんとこの案内スタッフだと思っていた男が運転し始めるではないですか!(え、運転手なの?そういえばこれ、ビナサンでもマイリンでもないよな…) 不安になり始めました。

 


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とりあえず発車したので、後戻りはできません。外ではクラクションが鳴り響いています。

すると、「空港使用料かかるから10,000VNDを払ってくれ」的なことを言われます。空港使用料がかかることは知っていましたが、ネットでは目的地到着後に合計運賃に上乗せされるものだという情報だったので、これは想定外。そんな小銭は持っていません。

 

 

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するとこの男、同行者の財布を漁り始めました。これはよくある手口で、現地通貨に慣れていない観光客の代わりに、財布の中から必要な金額を探してあげるフリをして、必要分より多く取っていくというものです。「日本円でも良いからくれ」みたいなことを言うので、10円玉を渡そうとすると不満そう。困り果てていると、料金所に到着。男は諦めたかのように、自分の小銭を支払います。もういいやという感じに、小銭を求めることもありませんでした。

 


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とりあえず一難去ったので、窓外の雰囲気でも眺めます。

 


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日系企業の広告が目立ちます。

 

 

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呑気にベトナムの雰囲気を楽しんでいると、タクシーは突然停車。何かと思ったら、運転者交代するじゃないですか!?そんなのあり?という感じです。

 


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若い兄さん運転手に交代してからは、特に事件などもなく、都心部に入っていきます。

 


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そしてなんとか到着です。料金は400,000VND(約2000円) となりました。この時はタクシーなんてそんなものかと思いましたが、帰国時にホテルから空港までビナサンタクシーに乗ると、料金は150,000VND(約600円)

。実に3倍近くぼったくられていたことが判明しました。乗り場にいた男は、案内スタッフを装った白タク運転手だったと言えるでしょう。そんな人に我々は自分から声をかけたのですから、格好のカモがやってきたぞという感じだったのでしょうか。

 

 

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とはいえ、腰が抜けるほどのぼったくりでもなく、無事にホテルには辿り着けたので、良しとしましょう。

 


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ホテルの部屋からはサイゴン川が目の前に見えます。色んなものが浮遊しており、お世辞にも美しいと言える光景ではありません。

 


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ですが、その光景が一層、初めての国を旅する楽しみを奮い立たせてくれます。

 

 

Flightradar24より


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