ついに初体験 〜JAL SKY SUITE〜 日本航空 マニラ-東京成田 JL746 エコノミークラス 搭乗記
フィリピンからの帰国フライト。機材は往路と同じく788ですが、今回は同社自慢の "JAL SKY SUITE" 仕様機。JAL国際線に乗る機会が少ない私にも、ついにこの座席を体験する日がやってきました。
- Today's flight
- 通勤ラッシュの中、空港へ
- チェックイン
- 制限エリア内を散策
- いよいよ搭乗!
- 出発!
- 機内散策
- 機内食
- 機内でのひととき
- いよいよ到着
- 降機
- Flightradar24より
Today's flight
- 航空会社: 日本航空
- 便名: JL746
- 出発地: マニラ (MNL)
- 出発時刻: 10:05
- 到着地: 東京/成田 (NRT)
- 到着時刻: 15:35
- 所要時間: 4.30
- 機材: B787-8 (JA837J)
通勤ラッシュの中、空港へ
月曜日の朝、滞在地を離れて空港に向かいます。週明けということで通勤する人々で道路は混雑しているようです。
フィリピン特有の交通手段ジプニーも乗客を満載しています。
空港が見えてきました。
フィリピンのLCCはこちらの第3ターミナル発着が多いみたいです。
ANAはこちらのターミナルですが、JALはT1発着なので、もう少し車を走らせます。
フィリピン航空の機体が駐機されているエリア。
よく見るとANAの姿が見えます。
T1が見えてきました。
出発階まで車を走らせ、下車。Mabuhai! の次にある文言、いってらっしゃいかと思いきや、ようこそという意味でした。
チェックイン
T1出発階。途上国の空港は航空券保有者しか入れないことが多く、検問が緊迫感を演出します。そして入口付近にはお見送りも多く、カオスな雰囲気となっていることが多いです。
空港の中に入れれば一安心。かなりコンパクトな印象ですね。
JALのチェックインカウンターに向かいましょう。
平会員なのでエコノミーのレーンに並ぶわけですが、利用者がおらず暇になったファーストクラスのカウンターでチェックインさせてもらえました。JALの赤い絨毯をこんなに早い段階で踏むことになるとは、なんとも恐縮ではあります。
本日の搭乗券。残念ながら窓側獲得とはなりませんでしたが、中央ではなく通路側なので良いでしょう。
それでは出国します。
制限エリア内を散策
出国後すぐのエリアには免税店などありましたが、そちらには見向きもせずに進みます。
T1の制限エリア内には、フィリピン発のファストフード店ジョリビーは見当たりません。マニラ乗り継ぎ利用でジョリビーを味わうことはできないようです。
フィリピン航空のA330。コロナ前には日本路線に定期投入されていましたが、今ではなかなか見られない機材になってしまいました。
ラウンジ巡り。様々な航空会社が指定ラウンジとしているらしいPAGSSラウンジですが、エバー姉さんの主張が強いですね。
フィリピン航空のラウンジなのでしょうか?
本日お世話になるであろうJALのCAさんたちの姿を確認できました。
右からの搭乗はかなり珍しい気がします。ちなみに関空行きでした。
JALは世界各地にサクララウンジを持っている点が良いですね。
タイ航空のラウンジです。
もうやることもないので搭乗口へ。ゲート前エリアに入ろうとすると搭乗券のチェックをされ、確認済という意味なのか搭乗券に赤ペンで斜線がひかれました。もう外には出られないということなのか…。
本日の搭乗機とご対面。羽田からの深夜便で到着したJA837Jで成田に向かいます。五輪開催時には聖火輸送機として活躍した機体ですね。フライトレーダーで過去のフライトを遡ってみると、同機にとっては久しぶりの成田となるようです。
幸い窓から飛行機が見えますので、こちらを楽しみましょう。
セブパシのA339。かなりの詰め込み仕様だと聞きます。
今はフィリピン国内でしか見られないフィリピン航空のA320。社名が他機より大きい気がします。
空港のトラックには、それぞれ異なる様々なフィリピン航空の就航都市が描かれています。
いよいよ搭乗!
搭乗客も次第に集まってきました。これを見る限り、本日の乗客はフィリピン人が多めですかね?日本人は午後発の成田便や社畜便とも名高い深夜の羽田便に乗るのかもしれません。前者に関しては、7月に既にZIPに移管されてしまいましたが。
搭乗開始となりましたので、搭乗します。
PBBは一本のみのドケチ運用です。
ガラス張りのPBBなのは評価できます。
それでは乗り込みます!
ビジネスクラスは長距離向けのフルフラットシート。
そしてエコノミークラス。ビジネスのすぐ後ろの区画は元々プレエコのエリアでしたが、2クラス仕様に改修されたことでエコノミーの区画となりました。
私の座席は後ろから2列目。実はプレエコ改修区画と座席の形状が違うことに気づきましたでしょうか。
かなり早めの搭乗だったようで、まだ周りに人はいません。
今回は通路側なので、機窓を楽しむことはできません。今のうちに主翼を見ておくことにしましょう。
今回の機材は "JAL SKY SUITE" と名が付く、JAL国際線自慢の仕様です。JALの国際線に乗る機会がなかった私は、コロナ禍の国内線に投入される同仕様機に乗ってみようと2回挑戦しましたが、1回目はインター772運航便を予約したら欠航しドメ772運航便に振替、2回目はB6WL運航便を予約したらドメ737に機材変更ということで、2度フラれているんです。3度目の正直でしょうか、今回ついに搭乗を果たしました。乗り得を狙うな、国際線に乗れ。というJALからのお告げなのでしょうか。
モニターについてはリモコンがないタイプ。その代わりタッチの感度はかなり良いです。
安全のしおり。
エンタメシステムは、往路の機材とはまた違います。
機窓が楽しめない今回のフライトですから、何を見て過ごすか探してみます。
出発!
機内は満席になり出発です。今回のチーフさん、アナウンスの日本語に東南アジアみを感じます。生粋の日本の方ではないのかもしれません。
いつもの安全ビデオ。
「脱出時に荷物を持たないでください💢」2024年始の事故ではこれが功を奏したのか、JALの乗員乗客は全員無事に脱出でき、世界中から偉業と称されました。
プッシュバック開始。窓側に座る知人のご好意で、離陸の動画を通路側から撮影させてもらうことができました。
東に向かって離着陸する運用の場合、T1は滑走路までの距離が短いです。アシアナ機が着陸し、その次に我々の離陸となります。
フィリピン航空の翼が並ぶT1に別れを告げます。
それでは離陸。看板にはWELCOMEと書いてありますが、また近いうちに再訪できると良いですね。
離陸しました!
マニラ市街地を一望します。
モニターにはもちろんマップを表示させます。
フィリピンを離れる我々へ、フィリピンから素敵な景色の贈り物。南国らしい美しい光景を見せてくれました。
機内散策
通路側の特権といえばいつでもトイレに行けること。
ギャレーに立ち寄ります。カートの札にはJL77の文字があり、羽田からの深夜便でやってきたことがわかります。
ドア。
今日は満席のようです。
機内食
離陸後すぐに機内食のお時間。
海外発の機内食は日本発に比べて劣るという意見もありますが、今回に関しては美味しくいただくことができました。往路では搭載していた味噌汁ですが今回は無かったので、代わりにコンソメスープです。
JAL特有のお目覚めですか?シール。日常生活でも使えそうです。
成田までは海上をひたすら飛行していきます。
そろそろ日本領に入る頃でしょうか。
機内でのひととき
食事が終わると機内は少し暗くなります。
スカイタイムをおかわりしまして、機内エンタメを少し物色します。
海外空港の案内ビデオ、結構好きでいつも見ます。手荷物受け取りレーンのイラストに表示される便名がしっかりその都市に到着する便のものとなっており、細かいところはしっかりしているなと感心した次第です。
機内食紹介のビデオ。日本発機内食の紹介ということで、往路で見るべきでしたね。思ったよりしっかりしたビデオで、ここでしか見られないと思い食い入るように見ていましたが、帰国後に公式YouTubeに同じものが上がっているのを見つけ気落ちしてしまいました。
機内エンタメのゲームで遊ぶ人は、最近はあまり見なくなりました。
元プレエコ区画。後期導入のシートとなると、初期導入に比べて細かい相違点があるんです。
いよいよ到着
着陸時も動画を撮影させていただいたので、そちらから引用です。
1週間ぶりの日本は曇りでした。
利根川を渡り千葉県に入れば、着陸もすぐです。乗り慣れた方なら、この時点で16Lか16Rのどちらに着陸するか判定できるのでしょうか。
JALなら、しかも東南アジア方面からであればほぼ100%の確率で16L降りなんですけどね。
というわけで着陸。桜が咲いているのが見えますね。到着時のアナウンスでも桜の季節が到来したことを知らせてくれました。
日本に帰ってきてしまいました。
降機
少し古さも感じられる降機ビデオ。この降機ビデオは、2024年1月から新しいものに更新されたようです。BGMの明日の翼は続投ということで安心しました。
それでは降機…、としたいところですが、同行者の1人がAirPodsを機内で紛失してしまったということで、捜索を手伝います。CAさんにも手伝っていただき、無事シートの裏から発見されました。
それでは改めて降機。そういえば最近、国際線のヘッドレストカバーは新しくなりましたよね。
同じ機体の中でもエコノミーの座席仕様が前方と後方で若干異なるというのは新しい発見でした。実際に乗ってみないと分からないことって意外と多いです。
この路線には少し贅沢かもしれないフルフラットのビジネスクラスシート。今後どこかの機会でクラスJとして座らせてください。
降機、お疲れ様でした。
今回の入国はスムーズでした。税関も電子申告であっという間に通過。
というわけで到着。1週間前の出発時に見たのと同じ光景が広がります。振り出しに戻された感、私がなるべく羽田発成田着 / 成田発羽田着にしたいのはこれが一因だったりします。
外資多めの成田も、午後から夕方にかけては日系の姿が多く見えます。
夏スケからの運用形態変更で、成田発着運用にも入るようになったSS8仕様機。搭乗機はこの後ロサンゼルスに向かいました。
KLMのスカイチーム塗装機。こんな時にネタが来るなんて勘弁してください。
それでは帰りましょう。アクセス特急には2022年から都営車も入るようになっていました。
余談ですが、帰国翌日に初の東急・相鉄直通線に乗ってきました。首都圏鉄道情勢の一大トピックを目にすることができたのは、その熱りが冷めてきた頃となってしまいましたが、その感動は今でも忘れません。