雪でも鶴丸は強かった 日本航空 小松-羽田 JL190 普通席 搭乗記
行きはANAでしたが、帰りはJALで。予約時には失望させられたのですが、雪でANAが欠航する中でも無事に運航してくれたことには感謝です。
- Today's flight
- 予定機材に騙される!?
- 小松空港へ
- 飛ばす勇気、飛ばさない勇気
- 雪の展望デッキ
- 制限エリアへ
- いよいよ搭乗!
- ロケットスタート!
- 機内の撮影問題
- まもなく着陸
- 降機
- 羽田の展望デッキで一杯
- Flightradar24より
Today's flight
- 航空会社: 日本航空 (JAL)
- 便名: JL190
- 出発地: 小松 (KMQ)
- 出発時刻: 18:05
- 到着地: 東京/羽田 (HND)
- 到着時刻: 19:15
- 所要時間: 1.10
- 機種: B737-800 (JA330J)
予定機材に騙される!?
今回の帰京にJALを選んだのは、国際線SKY SUITE仕様の767が充当されていたことが最大の理由です。2020年の福岡からの便で、国際線仕様777の便を予約したものの欠航してしまうという悲劇が起こっていましたので、今回こそは新間隔エコノミーに座る!と意気込んでおりました。しかし、残念ながら機材変更のお知らせ…。地味な737に変更となってしまいました。同日の他の便も737になっており、それなら最終便に変更したいと思うも、変更不可の航空券でしたので、やむを得ずこの便に乗ることに。まんまと釣られてしまいました。これも鶴丸の戦略なのでしょうか。
ちなみにJALの国際線仕様767には2種類あり、一昔前のシートを積んだものと、WLのついたSKY SUITE仕様のものがあります。
小松空港へ
金沢駅からバスで空港に向かいます。電車で行くのは乗り換えが必要で、最近は面倒に感じてしまいます。
シートポケットに入っていたのは、小松空港にある喫茶店、スカイビュッフェコスモスの宣伝です。
車窓には雪景色が広がります。
空港に到着です。
飛ばす勇気、飛ばさない勇気
JALのチェックインカウンターへ。
午前は全便欠航でしたが、午後の便は運航しているようです。出発案内には天候調査中の文字。羽田からの往路便が着陸できない場合、その復路便も欠航になるそうです。確実に乗ることができる保証はなく、新幹線の利用を勧めている声も聞こえてきました。とはいえ、私としてはほぼ確実に飛んでくれるだろうという謎の自信があったので、飛行機で帰ろうという思いは変わりませんでした。
本日の搭乗券です。実際には薄い赤の搭乗券となっています。
エンジンのファンブレードを用いて製作されたというオブジェ。
こちらは終日欠航となったANAです。
ANAは前日から早々と欠航がアナウンスされていました。結果的には運航に問題はないと思われる天気にはなりましたが、前日の時点で不安要素が少しでもあった以上、早い段階で欠航にしてしまうことで、確実な移動手段に早く振り替えてもらおうという思いが伺えます。ANAとJAL、どちらの判断も乗客のためを思った、素晴らしいものです。
受験シーズンということで、特大絵馬が設置されていました。福岡空港だけではなかったんですね。安宅住吉神社に奉納されるそうです。
雪の展望デッキ
羽田や成田の次に訪問回数が多い、小松空港の展望デッキ。雪が積もった姿は初めてです。
そこにいたのは、雪を被ったANAのA320neo。レジはJA220Aです。
前日に755便で小松に到着したものの、雪が強まったことにより復路便の運航ができなくなり、今日も羽田に帰ることができずに1日を終えるようです。
ちなみに前日のJAL190便は、一度プッシュバックしたものの、雪が強まったことで離陸できずにゲートに戻り、その4時間後に飛んだようです。
光が見えてまいりました。本日の搭乗機です。
地方空港では737の離着陸にも多くの人が集まります。
搭乗機はJA330J。2年ほど前はしまじろうジェットとして飛んでいた機体です。
スポットイン。あれ、いつものJALとスポットが違うような…。
それでは保安検査に向かいましょう。
制限エリアへ
保安検査場は意外にも空いていました。
保安検査を無事通過。こんなところにも京急の券売機があるのですね。
ANA側の搭乗エリアですが、人の姿はありません。
哀愁漂うANA機。
ANAラウンジはオープンしているようですが、誰も入ることはできませんね。
JAL側のゲートに戻ります。10分の遅延だそうです。搭乗までの時間に余裕ができたのは良いことです。
縁のないサクララウンジ。国内線ファーストクラスに乗れば、ダイヤモンドプレミアラウンジに入れるというのは良心的ですね。
まもなく搭乗開始となります。
いよいよ搭乗!
ゲートを通過。ANAではゲート通過時に搭乗案内用紙が発行されるので、それに慣れてしまい、紙が出てくるのを待っていたら、「紙は出ないですよ〜」なんて言われてしまいました。青派であることがバレてしまいますね。そしてここで左折する模様。ん、目の前のボーディングブリッジから搭乗のはずでは?
搭乗機はあんな遠くにいます。こんな遠かったはずはないんだけどなぁ、と思いながらも歩きます。
突き当たりで右折すると、国際線の広告が。今は全て運休となってしまいましたね。
よく見ると大韓航空の看板…?あっ、なるほど。
ここは国際線のボーディングブリッジのようです。小松からJALで海外に行く気分を味わえます。雪の影響と関係があるのか、ANA機と間隔を開けるために、こちら側のスポットを使っていたのかもしれません。
乗り込みます!
前方にはクラスJシート。新シートには更新されていないようです。
普通席。ヘッドレストカバーが赤から黒に変わってしまい、少し暗い印象になってしまいました。A350のシートに雰囲気を合わせているのでしょうね。
着席。エンジン横の座席です。デアイシングカーも活躍しています。雪は降り止んでいるので、無事飛びそうです。
安全のしおり。シートポケットに、羽田からの便でこちらの座席に座っていた方の搭乗券が入っていたのは内緒です。
搭乗が完了し、ドアクローズ。照明は暖色系に変わります。本日の搭乗率ですが、予約時点ではほぼ満席だったのが、前日夜からぽつぽつとキャンセルが発生し、最終的には半分ほどにまで減ってしまいました。
国際線ゲートからの出発。小松空港の国際線が再び賑わうのは、いつになるのでしようか。
安全ビデオの上映が終わると、照明は暗くなります。ANAにない、JAL特有のサービスで好きなのは、客室照明を落としてくれることだったりします。機窓撮影がしやすいので有難いです。
孤独のANA機に別れを告げます。同機は翌朝、752便を名乗り、乗客を乗せずに羽田に帰ったようです。
雪夜道を走行していきます。雪が再び降り始めてきました。
ロケットスタート!
滑走路に進入。走行時間が長く感じたので、末端からの離陸かと思いきや、まだまだインターセクションだったようです。
滑走路上で停止。そして、エンジン出力を上げますが、滑走が始まりません。離陸出力まで上げ、ブレーキをかけて30秒ほど停止。そしてブレーキ解放し、一気に走り出す。これはなるべく早く飛び上がるためでしょうか。貴重な経験となりました。
ロケットスタートの効果もあり、すぐに浮き上がりました。小松の街を眺めながら、左旋回です。そしてそのまま雲の中へ。
機内の撮影問題
今回も名古屋の街が見えました。
ここでCAさんから声かけ。どうやら搭乗時にビデオカメラで撮影していたことが、ある叔父様の気に障ったご様子。ビデオの削除を命令されてしまいました。ゲート通過から搭乗までのビデオ全削除というのは避けたかったので、該当箇所の削除ということで合意。ただ、そんなにすぐ編集できるものでもなかったので、10分ほどかけて切り抜き。削除完了までずっとCAさんに見張られてしまいました。ですが、その間CAさんは今回の旅行のことを尋ねてくださったりなど、現場は意外にも和やかな雰囲気でした。
今までいろんな便で撮影していた中で、このような指摘を受けたのは初めてです。何度も乗っているANAでは一度もこのようなことは無かったのですが、3回のみのJALで指摘が入るということは、JALの顧客の中にはそのような叔父様が一定数いらっしゃるのかなと思ってしまいます。まあ、機内でビデオカメラ回す私が異常なんですけどね。
ここは完全貸切パーティーを当てて、大逆転!(?)
まもなく着陸
気づいたらもう着陸態勢となっていました。例の件の対応で、ドリンクサービスが受けられませんでした。自業自得ではあるので、受け入れます。
アクアラインと海ほたる。
D滑走路を眺められるのは、このルートの楽しみです。
着陸!
夜の空港に並ぶ鶴丸。
第3ターミナルを見ながら、地上走行。
3番ゲートに到着。
降機
降機準備のとき、CAさんが紙袋にコーラやメッセージカードを詰めて、渡してくださいました。飛行中にドリンクをいただけなかったことを、CAさんも気にしていただいていたのですね。私が悪いのに、なんだか申し訳ないです。そしてさらに、A350の模型もいただいてしまいました。これだと、またJALに乗りたくなってしまいます。それが狙いなんだとは思いますが。改めて感謝申し上げます。
波乱の機内を後にします。
このゲート、搭乗機の撮影が難しいです。
諦めて左側から。この後、大分に飛ぶようです。
到着ロビーへ。
案の定小松便の荷物受け取りは終了しており、サービスカウンターのようなところに置かれていました。
現実世界に帰ってまいりました。
羽田の展望デッキで一杯
展望デッキに寄ってから帰るというのは基本です。
いただいたコーラをここで。
夜のA350は映えます。
搭乗機が大分に向かうのを見送り、私も帰宅とします。
クリスマスツリーは撤去されており、これから始まるチョコレートフェアの会場設営がされておりました。
もう正月気分ですかね。
Flightradar24より